学校保健委員会で歯周病予防講演
こんにちは、院長の森です。
今日は歯周病についてお話いたします。
今年の春先に栄中学校で 『歯周病予防法について』 という演題で実習も兼ねた講演をさせていただきましたので、その内容をご紹介させていただきますが、写真のように多数のご父兄のみなさんにご参加いただきました。
歯周病の原因がばい菌のかたまりであるプラーク、すなわち歯垢であるということはご存じかと思います。
そこで歯周病の原因であるプラークを取り除く方法をご紹介いたします。
まず、歯ブラシの選び方ですが、万人向けの歯ブラシというのはございません。というのはそれぞれお口の中の環境というのは違うからです。したがって使用者する人の年齢、歯並び、かみ合わせ、歯肉の状態などの口腔内の状態に合った大きさ、形態のもの使用することが大切です。
歯周病予防の観点から言いますとヘッドが小さく小回りきくもので、また毛先が細く、やわらかいものがおすすめです。
といいますのは、歯周病は歯と歯肉の隙間にできるポケットという溝から発生します。その部分のよごれをしっかりと落とせる形状の毛先が必要となります。
磨き方のこつとして 基本的には横磨きですが
①毛先を歯と歯肉の境目に45度の角度にあてること
②1~2本づつ磨く感じで小刻みに(1~2ミリ)に動かす
③持ち方はペングリップ
④磨く力は150~200g程度、毛先が押しつけてつぶれない程度
・歯磨剤(歯磨き粉)
使用した方がよい
虫歯を予防するフッ素や歯周病菌を抑制する抗菌剤(IPMP)、抗炎症剤が含有されているので薬用効果期待できる。したがって自分のお口の状態、目的にあったものを選ぶとよい。
・デンタルリンス
歯磨き粉と違うのは液状であることです。
使用方法は、お口に含んでいただいて20秒すすぎます。そのあと歯ブラシでみがきます。このリンスのいいところは口腔内のすみずみまで行き渡り、狭い隙間の奥にあるプラークまで浸透することです。
・歯ブラシの補助清掃道具
1.歯間ブラシ
・ワイヤーの周りに毛が生えた形状、歯を清掃する
・自分の歯の間の隙間にあったサイズを選ぶこと
・サイズが合わないと、清掃効率が悪かったり、逆に傷つけてしまうこともある
使用方法
①歯の間からまっすぐに入れて、歯面にそって2、3回動かす。
2.デンタルフロス
歯の間に通すだけでなく、歯の面をこすることにより歯ブラシでとどかない汚れや歯垢を取ることができる。
使用方法
①40㎝ほどの長さに切る。だいたい指先からひじぐらいの長さ。
②フロスの片側を左手の中指に2~3回まきつける。
③さらに両手の間隔が10~15㎝ぐらいになるように右手中指に残りの部分を巻きつけます。
④そして両手の親指と人差し指でつまんでピーンと張ります。
⑤そのとき指と指の間が1~2㎝になるようにします。
⑥歯の間からまっすぐいきなり入れますと歯肉を傷つけますので、やさしく前後にうごかしながらいれます。ポイントは歯肉の内側まで入れることが大事です。
3.糸ようじ
使用方法はだいたいフロスといっしょですが、柄がついているので扱いやすい。
4.タフトブラシ
これらの清掃法をひごろから習慣づけていけば、ある程度歯周病は予防できるとおもいます。
成人の半分の方が歯周病を有しているといわれており、また40歳以上の方の歯を失う原因の80%が歯周病といわれております。
従ってこの学童期に歯周病に対する知識を身につけ、予防意識を向上させることが大切だと思います。
どうか家族ぐるみで取り組んでいただきたいと思います。


今日は歯周病についてお話いたします。
今年の春先に栄中学校で 『歯周病予防法について』 という演題で実習も兼ねた講演をさせていただきましたので、その内容をご紹介させていただきますが、写真のように多数のご父兄のみなさんにご参加いただきました。
歯周病の原因がばい菌のかたまりであるプラーク、すなわち歯垢であるということはご存じかと思います。
そこで歯周病の原因であるプラークを取り除く方法をご紹介いたします。
まず、歯ブラシの選び方ですが、万人向けの歯ブラシというのはございません。というのはそれぞれお口の中の環境というのは違うからです。したがって使用者する人の年齢、歯並び、かみ合わせ、歯肉の状態などの口腔内の状態に合った大きさ、形態のもの使用することが大切です。
歯周病予防の観点から言いますとヘッドが小さく小回りきくもので、また毛先が細く、やわらかいものがおすすめです。
といいますのは、歯周病は歯と歯肉の隙間にできるポケットという溝から発生します。その部分のよごれをしっかりと落とせる形状の毛先が必要となります。
磨き方のこつとして 基本的には横磨きですが
①毛先を歯と歯肉の境目に45度の角度にあてること
②1~2本づつ磨く感じで小刻みに(1~2ミリ)に動かす
③持ち方はペングリップ
④磨く力は150~200g程度、毛先が押しつけてつぶれない程度
・歯磨剤(歯磨き粉)
使用した方がよい
虫歯を予防するフッ素や歯周病菌を抑制する抗菌剤(IPMP)、抗炎症剤が含有されているので薬用効果期待できる。したがって自分のお口の状態、目的にあったものを選ぶとよい。
・デンタルリンス
歯磨き粉と違うのは液状であることです。
使用方法は、お口に含んでいただいて20秒すすぎます。そのあと歯ブラシでみがきます。このリンスのいいところは口腔内のすみずみまで行き渡り、狭い隙間の奥にあるプラークまで浸透することです。
・歯ブラシの補助清掃道具
1.歯間ブラシ
・ワイヤーの周りに毛が生えた形状、歯を清掃する
・自分の歯の間の隙間にあったサイズを選ぶこと
・サイズが合わないと、清掃効率が悪かったり、逆に傷つけてしまうこともある
使用方法
①歯の間からまっすぐに入れて、歯面にそって2、3回動かす。
2.デンタルフロス
歯の間に通すだけでなく、歯の面をこすることにより歯ブラシでとどかない汚れや歯垢を取ることができる。
使用方法
①40㎝ほどの長さに切る。だいたい指先からひじぐらいの長さ。
②フロスの片側を左手の中指に2~3回まきつける。
③さらに両手の間隔が10~15㎝ぐらいになるように右手中指に残りの部分を巻きつけます。
④そして両手の親指と人差し指でつまんでピーンと張ります。
⑤そのとき指と指の間が1~2㎝になるようにします。
⑥歯の間からまっすぐいきなり入れますと歯肉を傷つけますので、やさしく前後にうごかしながらいれます。ポイントは歯肉の内側まで入れることが大事です。
3.糸ようじ
使用方法はだいたいフロスといっしょですが、柄がついているので扱いやすい。
4.タフトブラシ
これらの清掃法をひごろから習慣づけていけば、ある程度歯周病は予防できるとおもいます。
成人の半分の方が歯周病を有しているといわれており、また40歳以上の方の歯を失う原因の80%が歯周病といわれております。
従ってこの学童期に歯周病に対する知識を身につけ、予防意識を向上させることが大切だと思います。
どうか家族ぐるみで取り組んでいただきたいと思います。


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